1/28 親子道徳(鶴﨑陸太氏講演会)

障害をもちながら、12月にホノルルマラソンで10㎞を完走された鶴﨑陸太氏にお母様と一緒にご来校いただき、「社会への貢献・困難を乗り越える力」と題して講演していただきました。

鶴﨑さんについて報道などを通じてご存知の方も多いと思います。鶴﨑さんは、大変な苦難を乗り越え、夢に向かってがんばっている方です。駅伝選手だった高校時代に救急搬送され、一時は医師から「目を覚ます可能性はゼロに近い」とまで告げられました。幸い意識は回復しましたが、まひなどの障害が残りました。そんな中「また走りたい」という願いを抱き、つらい思いをしながらも中学時代の恩師の言葉「継続だけが力なり」を胸に家族や病院関係者の支えを得てリハビリに取り組み、6年の歳月を経てホノルルマラソンへ出場できるまでになられました。これまでの経緯を紹介しながら、そのときの思いを鶴﨑さんとお母様に語っていただく形で進行しました。

生徒のために、と提供していただいた数々の写真や動画からは、鶴﨑さんが本当に文字通り、一歩一歩努力して歩けるようになる過程が伝わってきました。「続けていけば何かは見えてくる。自分一人だと思うのではなく、周りの人を頼って今後勉強や部活動をがんばって」という語りかけは言葉に重みがあり、寒い体育館にも関わらず生徒たちは真剣に話を聞いていました。

実は鶴﨑さんが中央中学校時代に陸上部を顧問していたのは現在の林校長先生で、そのご縁からこの講演が実現する運びとなりました。教頭も同時期に副顧問を担当させていただいており、今回の再会は感無量でした。鶴﨑さんの明るく柔らかな表情とそのひたむきな姿に、夢に向かって努力を継続することの大切さを強く教えられた思いがしました。

生徒の感想を読んでみると、深く感銘を受け、自身をふり返って考えていたことが伝わってきました。

「校長先生の「継続だけが力なり」という言葉を覚えていたとしても、その言葉を信じて、辛く長いリハビリを乗り越えられ、また、今も継続していることが本当にすごいと思いました。鶴﨑さんが、また走りたいと思い、リハビリを頑張ったと聞き、私も、何かを目標にしてそれに向かって努力していきたいと思いました。」

「今日、お話を聞いて脳の病気はとても大変なんだなと感じました。どんなにつらい思いをしても、諦めずに、自分の目標を持ってそれに向かって走っていくということがすごいなと思いました。自分がこんな状態にもしなったら、目標なんか持てずにただ生きてるみたいな感じになっている様子が思い浮かべられます。わたしは、これから自分の目標を持って生きていきたいなと思います。病気のつらさとかは、その人自身になってみないと分からないと思います。私はいつか人の役に立つ仕事をしてみたいと思っています。なのでこういう病気の人達の心に少しでも寄り添えたならと思います。だから、今日この話を聞けてよかったなと思いますしこの話を活かして将来の自分に活かしていきたいと思います。」

「「継続だけが力なり」を胸に鶴﨑さんが大変で辛いリハビリを乗り越えてがんばってきたんだなと動画や話を聞いて思いました。鶴﨑さんのお母さんも急に息子が倒れたと聞いて私には想像できないくらい悲しかったと思います。最初の動画の状態から講演会をしてくださるまで回復して、私達のために一生懸命話してくださり心から感謝と尊敬をします。ホノルルマラソンの10kmの距離を完走するのもとてもすごいなと思いました。私も立ち止まってしまったときは今日の話を思い出して頑張ろうと思えました。」

「鶴﨑さんは麻痺が残っている状態でも諦めずにリハビリなどを頑張っていてすごいなと思いました。走ることが好きな鶴﨑さんにとっては、もう走れないと思うと悲しい、辛い気持ちなんだなと思いました。ですが、山登りが好きだとおっしゃっていたので、山登りをたくさんして悲しい思いなどをふき飛ばしていけたらいいなと願っています。これからも家族、仲間と頑張っていってほしいなと思いました。」